パスタタワーから学ぶ試作品と成功体験

先週,少し興味深い話を聞いたのでシェア.

パスタタワー

パスタタワー,マシュマロタワーと呼ばれる遊びをご存知でしょうか.

ルールはとても簡単です.数人からなるチームを組み,20本のパスタとテープを使いできるだけ高いタワーを作ります.

作ったタワーのてっぺんには必ずマシュマロを載せなければなりません.

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こんな感じ(画像は拾い物です)

単純なルールでとても簡単そうに見えるのですが,実はとても難しい.

先日,Webのデザイン研修に参加した時にやったのですが,大学生のチームなのに7割程度が記録0という結果に.

ほとんどのチームがマシュマロを載せた途端に崩れてしまうのです.

得意としているのはどんな人達か

このパスタタワー,いろいろなところで行われています.

このパスタタワーで記録が高い人達の職業ってなんだかわかりますか?

一番得意としてるのは,エンジニアさんや大工さんです.

そりゃそうです.構造力学を学んでいる彼らはどのようにしたら高い建造物を作れるかを知っているからです.

では,次に高いのは?

驚くかもしれません,幼稚園児だそうです.

そして一番記録が低いのが... ビジネススクールに通っている人たちとのこと.

なぜ幼稚園児の記録が一般の人よりも高いのでしょうか.

普通の人がパスタタワーを作るときどうするか.

課題について話し,形を決め,スケッチを書いてスパゲティの配置を決め,そこから組み立てていきます.

そして終了間際になり,誰かがマシュマロを取り出して一番上に置き...完成!!となればいいのですが多くの場合はマシュマロの重みでタワーが崩壊します.

幼稚園児はそれはしません.まずなにをするかというと,とりあえずパスタにマシュマロを刺してみます.

いつもマシュマロを一番上に置き,どんどん試作品を作っていきます.

そして,時間内でどんどん修正して,高いタワーを作り上げます.まさに反復型プロセスですね.

これと日々の生活の共通点

これ実は,普段のテスト勉強とかにも同じことが言えるんじゃないかなと考えていました.

サークル,バイト,その他活動が忙しくてテスト1週間前まであんまり手を付けてなくて... 試験期間の最初の2日でノートまとめ終わらせて,次の2日でレポート課題終わらせて,残り3日で問題集を完璧にする... 予定だったのに...

そしてテスト前日,「あれ?あんまり理解できてない?」ということに気づくのです.

そう,テスト勉強も実はマシュマロタワーと似た部分がたくさん.

途中,理解に苦しむ箇所があるところや,思った以上に1問に時間がかかること,教科書片手に解けただけで理解しきれていない問題があることを考慮してなかったりします.

それを防ぐことは簡単です.

マシュマロタワーの幼稚園児と同じように,試作品を作ってみること.たくさん.

日々少しずつ小さな理解を.試験前にまとめて問題集を解くのではなく,1つの単元が終わったら問題集をその単元を1周しておくだけでも自分の力量がわかる.試験前に焦ることもない.

そしてもう一つ,とりあえずやってみることも大事かもしれない.

幼稚園児はマシュマロタワーを作るとき,「とりあえずマシュマロを置く」ということを試してみました.

先生方からいろいろな勉強法を提案されることでしょう.

友達がやっている勉強法もあるでしょう.

勉強法をいくら知っていても,実践しなければ効果はないです.

とりあえず手を動かしてみて自分にあった勉強法を見つけてみる,意外とできてる人って少ないのかも(自分も含め)

なにかやることがあって,失敗したっていいんじゃないでしょうか.

結果はどうであれ,まだまだどうにでもなります.

マシュマロタワー,1回目崩壊したとしても2回目をやれば1回目の上位チームを上回ることだって多々あるそうです.

ちょっとした試作を行うだけで,大きな失敗を大きな成功に変えることができるわけですね.

なんか行動してみようって気になるのではないでしょうか.

© 2016 Yuki Sako.